明日も仕事。このまま会社勤めでずっとやってくのかなあ。
なんだかしっくりこないなあ、フリーランスになりたい…かも!という方も多いのではないでしょうか?
ということでこの記事では「フリーランスになるための手順」を現役フリーランスの筆者が語ります。
見ていきましょう。
まずは「何の」フリーランスになるか決めよう
さてフリーランスになりたいと思っても、「何の」フリーランスになりたいか決まってなければ何も始まりません。
「フリーランス」という仕事はありませんからね。
まずは「何の」フリーランスになりたいか決めましょう。
決めるためのとっかかりはいくつかあります。
今の仕事を活かせるフリーランス
まず候補にあがるものとしては、今の仕事を活かせるフリーランスでしょう。
デザイン会社でならデザイナー、イラストレーター、ディレクター。
エンジニアならそのままフリーエンジニアやプログラマーになれますね。
今の仕事のスキルで活かせるものはないか?
まだ何でフリーランスをやるか決まってないのなら、考えてみても良いでしょう。
手持ちのスキルを活かるフリーランス
仕事に関わらず、趣味やこれまでの経験からフリーランスに活かせるスキルがあるかもしれません。
絵が得意ならイラストレーター、ブログをやってるならwebライター、動画投稿が趣味ならフリーの動画編集者といった感じですね。
意外と思いもよらないスキルがフリーランスとして活かせるかもしれません。
趣味やこれまでの経験といった方向から1度調べてみると良いでしょう。
興味のあることへこれから学んでフリーランス
もちろん、興味のある仕事を0から学ぶというのもオッケーです!
フリーランスを始めるのに遅すぎるということはありませんからね。
独学や社会人スクール、果ては専門学校など自分の目標にあった学習方法を選びましょう。
個人的には社会人スクールがおすすめですね!
独学だとどうしてもスキルに偏りや漏れが出ますし、専門学校だと時間がかかりすぎますから。
時間やお金に余裕があるなら専門学校というのもありでしょう。
何になるか決めたら独立の準備を始めよう
何になるか決めてもすぐに独立だ!というわけにはいきません。
いくつか独立の前に準備しといた方が良いことがあります。
やっといた方が後々有利ですからね!可能ならしっかり準備してからフリーランスになりましょう。
当分の運転資金、生活資金を貯める
なりたい仕事が決まったらまずはお金を貯めましょう!
多くの場合はフリーランス成り立てだと食べていけるほどは稼げないので、貯蓄を切り崩しながら生活することになります。
また必要な機材やソフトウェア、道具を揃えるのにもお金がかかったりますね。
とかく初めはお金が減りがちです。
なくても結構何とかはなりますが、可能なら1年は生活できるくらいの貯蓄はあった方が良いでしょう。
特に初めのうちはフリーランス活動に全力を傾けたいものです。スタートで勢いをつければ色々と進むものですからね。
足りなくなってきたらバイトをしながらなどになります。
「フリーランス」に必要なスキルを学習する
フリーランスになろうと思ったら当たり前ですが、フリーランスに必要なスキルを学習しましょう。
既にもうこのままフリーランスでいけるよ!というのであれば必要ありませんが、もしこれから学ぶなら以下の3通りの学び方となるでしょう。
- 独学
- 社会人スクール
- 専門学校
それぞれメリットデメリットある学習方法です。
既に十分なスキルがあるなら独学で十分でしょうし、これからなら専門学校や社会人スクールでしっかり体系的に学んだ方が良いです。
ご自分に合った学習方法を、よく状況を考慮し決めると良いでしょう。
空いてる時間で「フリーランス」の仕事を受けてみる
なりたいフリーランスが決まったら、今の在職中に空いてる時間で良いので、何度かフリーランスの仕事を受けてみましょう。
実際に受けてみればこれからどんなことが必要かイメージも湧きますし、なにより退職してから思ってたのと違う!を防げます。
良くも悪くも、意外と想像とは違ったというのはよくあることです。
独立へ踏み出す前に、まずはお試しでやってみることをおすすめしますね。
独立してすぐにやること
いざ実際に独立しても、さあこれからバリバリ仕事してくぞ!とはいきません。
何点か先にやることがあります。
年金、社会保険の手続き
年金、社会保険の手続きを行いましょう。
これまでと同じ会社を通したものから、個人事業主用のものに自分で切り替える必要があります。
年金の方は独立したてだときついでしょうから、一時的に猶予願いを出しても良いでしょう。
特に社会保険はやっておかないと、いざ病気になった時にとても困るので必ず加入しておきましょう。
風邪ならまだしも、手術の必要な盲腸や動脈瘤、癌など他、大きな病気になった時に命取りになり得ます。
筆者は盲腸になった時、加入しといて良かった!と心底思いました…。ものすごい医療費を自腹で払うことになりかねなかったので…。
もし実家だったり結婚してたりしたら、一時的に扶養に入れてもらうのも一つの手でしょう。
扶養になる分、相手方は節税にもなりますので。
当面余裕がなさそうなら年金、奨学金などの猶予願い
多くの場合は、独立したてはお金に余裕がないものです。
収入の覚束ないうちは年金や奨学金など、猶予願いを出しといても良いでしょう。
収入が少ないうちは結構な負担になります。
幸いなことに、猶予制度もしっかりとあります。
稼げるようになってから払えば良いのです。
失業保険受給の手続き
会社を退職したら忘れず失業保険給付の手続きを行いましょう。
ちゃんと申請しとけば1年はお金が国から支給されます。
一応ハローワークでの転職活動が必要とありますが、いくらでもやりようはあります。
忘れずに国からお金をもらいましょう。
その際、開業届を出してると失業手当をもらえなくなってしまうのでご注意ください。
開業届は失業手当金をもらい切った後!
くれぐれも先に開業届を出さないようにしましょう。
開業届は後から遡って申請しても、今のとこはなんとかなるので。
フリーランスとして活動しよう
仕事を取ろう
さていざフリーランスとして活動してくなら、仕事を獲得する必要があります。
黙ってても仕事は降ってきませんからね。自分で見つけてこなきゃいけないんです。
独立したてのフリーランスが仕事を獲得する手段としては、以下のところでしょう。
- 知人、元会社のツテ
- クラウドソーシング
- 営業で獲得
・知人、元会社のつて
プログラマーやエンジニア、イラストレーターなど「元々プロとして会社勤めしてた人」に多いのですが、元会社や取引先などから仕事を回してもらえることがあります。
元々信頼関係も出来てる相手なので、長く続く取引先になり得ます。
もしこのようなつてがあるなら、1度伺ってみても良いでしょう。
・クラウドソーシング
会社や知人などの伝手がない、多くの新人フリーランスはこちらの「クラウドソーシング」を利用することになるでしょう。
簡単に言えば手数料をとる代わりに、依頼主とフリーランスをマッチングしてくれるサービスです。
プロ向けだけでなく新人向けの簡単な案件なども多く扱ってるので、新人フリーランスにもとても向いてる環境と言えます。
登録だけなら無料なので、いくつかのクラウドソーシングサービスに登録して、実際の依頼をみてみると良いでしょう。
おすすめの大手クラウドソーシングサービス
・営業で獲得
自分で営業をかけて獲得する方法です。
DMや名刺交換、他色々な手法があります。
仕事場を見つけよう
フリーランスとして活動してくには当然ですが、仕事場が必要です。
家でも良いですが、やはり家だと仕事効率が悪いものです。
どうしても段々と集中力が落ちて手が進まなくなってしまうんですね。
家族やペット、周囲の雑音、娯楽…etc仕事の妨げになるものが沢山あります。可能なら他で仕事場を確保した方が良いでしょう。
- コワーキングスペース
- 事務所を借りる
- カフェやファミレス
・コワーキングスペース
フリーランスの仕事場として有力なのはコワーキングスペースでしょう。
コワーキングスペースは、フリーランスや個人事業主など会社以外の人たちの仕事場として提供される共同オフィスです。
多くは月額制で1~2万円ほどといったとこです。都心から離れるともっと安くなります。
1日数百円〜2千円ほどのドロップインというものもありますね。
仕事場としてだけでなくフリーランス同士の繋がりが生まれたりなど、フリーランス同士の交流の場としての側面もあります。
フリーランスの孤独を和らげるという意味でも良い仕事場の候補でしょう。
・事務所を借りる
家とは別に事務所用に部屋を借りるのもありでしょう。
少々お金は張りますが、何者にも邪魔されない仕事のためだけの空間が手に入ります。
デメリットはやはりコワーキングスペースなどに比べ高いことですね。
またフリーランス始めたてだと賃貸審査が通りづらいというのもあります。
・カフェやファミレス
コワーキングスペースも事務所もない場合は、こちらのカフェやファミレスが仕事場の候補でしょう。
最近ではフリーランスや在宅ワーカー向けなのか、ガストなどではコンセントやwifiも用意されてたりしますね。
やや感染症は心配ですが、1時的な仕事場としてはありでしょう。
スキルアップしよう
フリーランスとしてやってくにはスキルアップも重要になります。
世の中はどんどんと動いてくので、油断してると取り残されてしまいますからね。最新の情報やスキルには敏感になる必要があるでしょう。
学習方法としては以下のあたりですね。それぞれメリットデメリットあります。
- ネットや書籍
- 社会人スクール
- セミナーや勉強会
・ネットや書籍
バリバリプロとして活動してる人なら、ネットや書籍でパパッと最新情報を取り入れるくらいが丁度良いでしょう。
新人フリーランスがやネットや書籍だけでやろうとすると、前提の知識や経験が足りないので情報を活かしきれない場合が多く注意が必要です。
・社会人スクール
新人フリーランスや、まだスキルに自信のない方は社会人スクールでしっかり学ぶと良いでしょう。
それぞれのスキル別の講座なども多いので、必要なスキルだけお金を出して学ぶことも可能です。
新人フリーランス向きの学習方法と言えるでしょう。
・セミナーや勉強会
単発のセミナーや勉強会で最新情報や、手法を学ぶのも一つの手です。
大抵のセミナーや勉強会はその後、交流会などもあったりするので横のつながりも増えます。
ただ注意点もありまして、中にはネットワークビジネスやカルト宗教が勧誘の場としてやってるものもあります。
無料系のセミナーなんかは怪しいですね。他で元をとるつもりってことですから。
そうじゃなくても本当に価値があるのか?て胡散臭い講師や会社のセミナーも多いです。
セミナーや勉強会に行くときは「誰が」「どこが」やってるかよく確認してから行きましょう。
社会に存在をアピールしよう
フリーランスとしてやってくなら社会へのアピールも大事です!
これこれこういう仕事もやってます、とアピールしとけば仕事の依頼が来ることもありますからね。
何よりちゃんと仕事としてやってるプロの人、という信用にもなります。
最低でも以下の4つは用意しましょう。
- ホームページ
- ポートフォリオページ
- SNS
- ブログ
・ホームページ
まずホームページですね。
これは必ず用意しましょう。
自分がどういう仕事をやってるのか?という紹介にもまりますし、検索からホームページ経由で仕事が来ることも多いです。
ワードプレスのテンプレートなど簡単なものでも良いです。
そんなにしっかりしたものじゃなくても良いので必ず作っときましょう。
・ポートフォリオページ
ポートフォリオページというのは自分の制作物や作品などを乗せた見本ページみたいなものです。
だいたいはホームページの1部として作ったり、ポートフォリオ作成サービスを使ったりしてます。
可能なら自分でワードプレスなどで作った方が良いですが、無料のポートフォリオ作成サービスなどもあるのでそちらを利用しても良いでしょう。
・SNS
もはや当然ですがSNSアカウントは必ず用意しましょう。
今ではSNS経由で仕事が依頼されることも多い時代です。うまくバズったりすれば一気に仕事が増えることもあります。
特にTwitterは必須です。業種にもよりますがインスタグラムも活用した方が良いでしょう。
必ず用意しましょう。
・ブログ
これは優先度は低いのですが、可能であればブログも用意した方が良いです。
snsは苦手でもブログなどは見るよ!という人もいるので。
そういった人からはブログ経由で連絡が来ることもあるでしょう。