ここ数年、「プログラマー」、「プログラミング」という言葉をよく耳にします。
プログラミングスクールに通うことを検討している大学生や、20代、30代の若い方も多く見受けられます。
プログラマーとは何か一言で言うと、コンピューターのプログラムを構築する人といえるでしょう。
本記事では、プログラマーの仕事の概観を掴んだうえで、この仕事の報酬やライフスタイルについても説明していきます。
実際のプログラマーの仕事とは?
プログラマーとは主にプログラム言語を用い、システムやソフトウェアを作成する仕事です。
プログラマーはシステムエンジニアの仕様書に基づき、プログラミングを行います。
そんなプログラマーの仕事は、私たちの日常生活に身近であり、欠かすことができません。
私たちが何気なく見ている、芸能人のウェブサイト、通販サイトなどをはじめとするウェブサイト全般にもプログラミングが必要不可欠となっています。
また、物流システム、金融システムといった企業が使うものや、家電製品、スマートフォンといった個人が使用するものにも、プログラミングが活用されているのです。
その他にも、プログラマーにはシステムのバグなどを発見することも求められています。
プログラマーなしでは、私たちの暮らしに密接に関わるさまざまなシステムやセキュリティは、正常に稼働しないといっても過言でもありません。
2021年現在において、プログラマーは人手不足な部分もあり、需要の高い職業の一つです。
また、AIなどが発達している今日においても、プログラマーのスキルが不要になることは考え難いとも言われています。
プログラマーへのなり方
プログラマーとは理数系の頭脳をもつ方に向く仕事ですが、文系の方でもプログラマーになれます。
多くの企業は新卒採用において、文系の学生も積極的に採用していることにも明らかです。
新卒で入社する場合は、入社後に研修を受けて、プログラマーとしてのスキルを身に付けていきます。
他業種からもプログラマーとして転職することは可能ですが、その場合は独学、ないしスクールである程度のスキルを身に付けてから転職活動を行うことがおすすめです。
プログラミング言語には、Java、JavaScript、Objective-Cなど多くの種類があり、各言語によって修得難易度が異なります。
全ての言語を習得しなくともプログラマーにはなれます。
しかし、言うまでもないことですが、多くの言語をマスターしていれば、それだけ仕事の幅が広がり、高収入も期待できるでしょう。
プログラマーのライフスタイル
土日祝日休み、8時間労働(9時~18時など)を基本としている企業が多いですが、忙しい時期やプロジェクトによっては、残業や休日出勤が発生することもあります。
また、システムのトラブルなどによっては、休日返上で仕事するケースもあります。
プログラマーは土日やGWなどは基本的に休みなので、プライベートや家族の時間も楽しむことができます。
しかし忙しいプロジェクトの最中の休日は、疲労のために休日は身体を休めることで過ぎてしまうこともあるかもしれません。
「プログラマーは激務」と言われることは多いですが、企業や抱えている仕事による部分が大きく、一概に言えない部分があります。
会社や部署による、と言えるでしょう。
プログラマーの報酬、給料について
プログラマーの報酬は勤め先の企業や、その人が扱える言語によって異なるため、平均年収を出すことは難しい部分もあります。
その上で平均年収は出すとすれば、350万円~500万円程度といえるでしょう。
プログラマーの報酬は平均よりも高く設定されている傾向にあり、新卒1年目においても20万円以上の月収は期待できます。
プログラマーは在宅で働ける!?
プログラマーは勤め先や仕事内容によっては在宅で働くことができます。
ここ数年は、テレワークやオンライン会議が浸透していますので、この傾向は今後ますます強くなるでしょう。
普段の仕事は自宅で行い、会議やシステムテストの時のみ出社するスタイルの企業が多い印象です。
プログラマーは仕事によっては、完全在宅も可能です。
なので副業で働きたい方や、また何らかの事情があって外で働けない方も、仕事の選択肢は狭まりますがプログラマーとして働くことが十分に可能なのです。
まとめ
プログラマーという職に興味を持つ大学生や、他業種からプログラマーへの転職を考える方も少なくありません。
プログラマーはスキルや専門知識が必要な仕事なので、報酬も比較的高く、将来性もある仕事といえます。
コツコツとした作業が好きな方、コンピューターのシステム構築に興味のある方、社会を裏方で支えたい方におすすめできる仕事です。