ここ数年で、フリーランスという働き方が若い世代を中心に浸透しました。
フリーランスとは企業や公的機関などには属さず、個人で仕事を請け負う働き方のことをいいます。
企業での勤務経験を経てからフリーランスになる方、大学卒業と同時にフリーランスになる方など、この働き方を選ぶタイミングは人それぞれです。
本記事では、フリーランスのメリットとデメリットを説明したあと、女性におすすめの仕事を厳選して3つ紹介していきます。
目次
女性フリーランスのメリットとデメリット
フリーランスは仕事をする場所や時間を選ばないため、結婚、出産、介護などが仕事に大きく影響する女性にピッタリな働き方です。
一方、フリーランスにはライフプランニングが立てにくいなどといったデメリットもあります。
ここでまず、フリーランスのメリットとデメリットを確認しておきましょう。
フリーランスのメリット
・時間や場所にとらわれずに働ける
時間や場所を問わずに仕事をできる点はフリーランス最大のメリットといえるでしょう。
幼い子どもの傍で行う仕事はなかなか集中できませんが、保育園の送り迎えもしやすいため、フリーランスは出社して働くよりもはるかに子育てと両立しやすいです。
幼児を抱えるママさんでも、子どもにビデオを見せたり、お昼寝させたりなどといった工夫をすれば、仕事時間を確保できるでしょう。
介護が必要な親と同居している方にとっても、メリットは大きいです。
フリーランスは親を気に留めながら自宅で仕事ができるので、年老いた親に自宅で過ごしてもらうことも実現しやすいです。
・自分の特技や好きなことを仕事にできる
フリーランスの多くが自分の得意なことや好きなことを仕事にし、自分のスキルでお金を稼いでいます。
たとえば、文章が書くことが得意な方はWebライターとして文章を書き、動画編集の技術を持つ方はユーチューバーや企業から動画編集の仕事を請け負っています。
フリーランスとして生計を立てるにあたってスキルは不可欠で、常にスキルを磨いていく必要もあります。
一方、自分の好きなことや特技でお金を稼ぐことができるので、仕事内容に満足し、仕事そのものを楽しんでいる方も多いです。
フリーランスのデメリット
・給与が安定しない、無収入の月があるかもしれない
フリーランスは仕事を自分でとります。
仕事の取り方は、企業への直営業であったり、クラウドソーシングサービスを利用したりといくつか方法があります。
オファーをかけても仕事をもらえなければ、仕事がないという状況が続き、お財布にも大きく影響します。
フリーランスの場合、プロジェクト形式の仕事であっても、来月はクライアントから仕事を頂けるか分からない状況のなかにいます。
30万円稼いだ月の翌月が10万円に満たないということだってあり得ます。
・社会保障も福利厚生もない
フリーランスは組織に属さない働き方のことをいいます。
保険、年金に自分で加入する必要があり、保険料や年金を毎月支払っていかなければなりません。
また、退職金も出ないために、若いうちから老後の資金を貯めていく必要があります。
企業においてさまざまな福利厚生がありますが、フリーランスにはいっさいないことも覚えておいてください。
・確定申告をしなければいけない
フリーランスには自分で所得を確定し、税金を納める義務があります。
毎年、1月1日から12月31日までに得た所得を計算し、翌年3月15日までに届出を行います。
それほど難しい作業でもありませんが、これを怠った場合はペナルティもあるので気を付けましょう。
フリーランス志望の女性におすすめしたい仕事3選
フリーランスをこれからはじめたい女性におすすめの仕事を厳選して3つ紹介していきます。
【Webライター】文章を書くことが好きな女性におすすめ
Webライターはパソコンとネット環境があれば、仕事をはじめることができます。
仕事を始めるにあたって初期投資費用がいっさいかからないという方も多いでしょう。
自分の好みや専門知識に合わせて記事のテーマを選べます。
たとえば、金融・保険業界に務めている方は金融系の記事を執筆し、お子さんがいらっしゃる方はママさん向けの記事を執筆するといった具合です。
メイク、ファッション、恋愛なども記事として高いニーズがありますので、これらのテーマで記事を書ければ仕事を得やすいです。
【Webデザイナー】自分の感性を活かして働きたい女性におすすめ
Webデザイナーをゼロからはじめる方はハードルが少々高いかもしれません。
WebデザイナーとはWebサイトのデザイン、ないし作成を行う仕事ですが、ある程度のスキルが必要で、スクールに通って勉強される方も多いです。
仕事を行うにあたってソフトやパソコン周りの機器なども必要になるので、初期投資費用は高くなります。
ある程度のスキルを身に付けることができれば、各案件の単価が比較的高く設定されているために、女性がひとりで都内において暮らしていくことも十分可能です。
女性ならではのキュートなデザイン、美しいデザインができれば、クライアントから求められることも多いかもしれません。
【プログラマー】手に職を付けてしっかりかせぎたい女性におすすめ
プログラマーは完全在宅で働ける案件もありますが、会議やシステムのテストなどで出社が求められる案件も多いです。
フリーランスのプログラマーとして稼ぐためには高い技術が求められます。
スキルは独学でも、スクールでも身に付けることができますが、ある程度の勉強時間が必要です。
案件によってはかなりの収入を自宅に居ながらにして獲得できるので、シングルマザーの方でも子育てをしながら十分な生活費を期待できます。
まとめ フリーランスは女性にこそ向いてる仕事も多い!
フリーランスは女性にとって仕事しやすい働き方です。
自宅に居ながらにして働けるので家事との両立も可能で、家を守りながら働くことができます。
一方、収入が不安定、福利厚生がないといったデメリットがあることも覚えておく必要があります。
自分のスキルや特技を活かして、楽しみながら稼ぎたいという女性は、フリーランスを目指してみてもよいでしょう。