日本は特に規則に厳しいので、会社勤めをやめて自分らしく働きたいと思う人は多いかと思います。
満員電車や、嫌いな人を相手にする苦痛など、多くの人が密集して働く日本では、ストレスに感じることも多い事でしょう。
それでは、フリーランスになればそのすべてから解放されて、自分らしくリラックスして働けるのか?
その答えは半分イエスで半分ノーというのが、個人的な意見です。
フリーランスは規則から自由になれる分、それ相応の悩みが生まれます。規則と自由のどちらを取るのかは、その人の適正次第になります。
今回は、その中でも特にその人の適正に関わってくる、フリーランスの「孤独」について見ていきましょう。
目次
フリーランスは孤独になりやすい
フリーランスは人と話す機会がない
会社に行けば当たり前のように人がいる会社員時代と違い、フリーランスは部屋にこもって仕事をしているだけです。
つまり人と会う機会が致命的にありません。
それもそのはず、大人は用事がない限り、なかなか連絡を寄越してはくれないからです。
今日一日喋った相手はコンビニやスーパーの店員だけ、なんていう状況はよくある話です。
少しリアルな話をすると、フリーランスの人は独り言が多くなってしまう傾向にあります。
他にもたまに仕事相手と喋る機会があるとつい日頃の欲求が爆発してしまい、喋りすぎてしまうなんていう事態はよくあるようです。
悩みは全部自分で解決する必要がある
フリーランス として自立していくには、ある程度なんでも自分でこなせるようにならなければなりません。
その中でも特に、仕事を行う中でできないと困ることは、日々の健康・仕事の管理と、お金周りの管理になります。
まずフリーランスには、病気になった時に手伝ってくれるパートナーがいません。
体調が悪くなった時に有給による病欠も使えませんし、仕事上で大きなミスを犯しても誰もカバーをしてくれません。
そして、独立してフリーランス になった時、何より困るのがお金周りの管理です。
確定申告をはじめとするお金周りの話は学校では教えてくれませんし、会社に入ってからも経理にまかせていた人が殆どでしょう。
それらのすべての管理も自分で勉強していかなければならないので、はじめのうちは本当に苦労することになります。
フリーランスが孤独から抜け出すための解決方法は?
仕事以外の趣味・人間関係を作る
フリーランスには話し相手が少なく、そのような孤独に耐えられるかどうかは、本人の適性によるものが大きいです。
人によっては喋ること自体が嫌いで、静かな環境で仕事だけに集中したいという人もいます。
そのような人はそもそも孤独で悩む機会は少ないことでしょう。
反対に話し相手がいないと辛いという人は、仕事相手以外の人間関係を構築していくことが大切です。
実家に暮らしている、結婚して家族がいる人であれば、日常的に話し相手に困りませんよね。
しかしそうでない人は、普段から定期的に電話で喋れる相手や、LINEやTwitterで絡める人間関係を作る努力をした方が良いでしょう。
インターネット上で話し相手を見つける場合、趣味が合う事が、仲良くなって話をする関係を作るのに重要な要素となります。
なので今まで持っていた趣味か、興味を持てそうな趣味を見つけて、一緒に話し合える関係を作る努力もおこないましょう!
コワーキングスペースなど他のフリーランスのいる場所で仕事をする
様々な事情でどうしてもプライベートで人と会いづらい、と言う人はコワーキングスペースに行って仕事をするのも良いでしょう。
コワーキングスペースは主にフリーランスや個人事業主向けに、仕事場や交流の場所として空間を提供する場所です。
フリードリンクだったり貸し出し機器が色々あったりと、仕事をするのに適した場所となってます。
基本コワーキングスペースにいる人達は、多くがフリーランスや自営業の同じ様な立場の人達です。
そのため寂しさを感じてる人も多く、自然と交流が増えることもあるでしょう。
中には新しい仕事へ繋がることもあります。
特に誰かと話したい!家じゃ仕事が捗らない!と言う人のはおすすめですね。
日々の健康管理をしっかりし、常に勉強を行う
日々ランニングや筋トレなど、定期的に運動を行っていれば風邪を引くことは滅多にありません。
食事や衛生管理にも気を使えば、病気になる確率はグンと減ることになります。
とにかく仕事のスケジュールを乱さないように、十分な運動、十分な食事、そして十分な睡眠に気を使いましょう。
そうすればフリーランスでの仕事は、ストレスの少ない快適な生活となります。
お金周りのことは、仕事で損をしないためにもこの際きちんと勉強してみましょう。
フリーランスはお金に対する知識がないと足下を見られて安い仕事をやらされてばかり、なんていう損な立場に立たされる可能性もあります。
なのでお金周りのことは勉強しておいて損はありません。
ある程度フリーランス として稼げる見込みがついたら、苦手なことについては税理士のような専門家に頼むようにしましょう。
他の人に依頼することで、より仕事に集中することができるようになります。
まとめ
フリーランスは孤独になりやすく、それに耐えられるかどうかは本人の適性によるところが多い、ということを紹介していきました。
今の時代働き方は実に多様であり、どれを選ぶのが正解ということはありません。
自分の仕事の仕方や生活のスタイルに合ったものを選択するのが肝心です。
フリーランスが孤独に陥りやすいのは事実ですが、その多くは解決可能な問題です。
今の働き方に悩みを抱えている人からすれば、フリーランスは自由でゆとりを持てる働き方となる場合もあります。
現在に不満を感じているのなら、今までとは違う働き方として、フリーランスの仕事をチェックしてみてもよいでしょう!